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お知らせ

 

◎賛同者のみなさまへ(9・26)

 

法案「可決」をうけての意見(呼びかけ人 佐中)、ならびに9・18日に広島市内で行われたデモの参加報告記(呼びかけ人 辻)を掲載します。

 

1)

ウォー・ウォー ごイケン無用 ゴゥイン・マィウェイ (アィムソゥリ)

 

 こんな駄作を捏ねてみるも、このたびの蛮行にたいする憤りはおさまらない。営々と積み上げてきた戦後日本の国民的な平和路線は、9月19日(土)未明、安倍政権の強引な「議決」によって踏みにじられた。

 

たびかさなる「違憲状態」の指摘にもかかわらず一向にまともな取り組みもみせない選挙制度の歪み。得票率からは大きくかけ離れた議席数のかすめ取り、数をたのんでの議会での横暴。日本の安全保障をめぐる危機的状況への対応、国際的貢献のためにも集団的自衛対策の早急な樹立云々が声高に喧伝された。武力防衛の危険を多分にはらむ集団的自衛を整えることが、唯一、危機的状況への対応策でもあるかのごとく。

 

 戦後70年間いく度も危機的状況とも称すべき事態は現実にあった。しかし、戦争を放棄し平和主義を高らかにうたってきた日本に対しては、「テロ集団」や「独裁国家」ともいわれるべき外国からの攻撃は皆無、戦闘による直接的な被害も犠牲者も出すことはなかった。日本の近代史を通して、これほどの長期間、敵対勢力との直接的交戦と無縁な平和な時代が堅持されたという厳然たる史実。たとえ一方的な攻撃をもくろもうともその公然たる口実を許さない。これこそが最善の防衛策、これに勝る合理的方策が他にあろうか。「座して死を待つ」のか、まず実力対策を早急にと、いかにも勇ましそうなスローガンをもてあそぶことの危険性を看過してはならない。

 

 同盟国をふくめて日本や日本国民にたいして明日にでも攻撃をしかけてこないとも限らない危険勢力、これらによる差し迫った攻撃のうごめきがいまどこに具体的にあるというのか。もしそうであるとして、公然と実践部隊を編成し、海外にも派遣などの事態にいたれば、たとえ最小限度に限るなどといったところで、この事実が逆にわが国に対する直接的攻撃の絶好の口実を誘発する恐れは十分にありうる。

 

世界的に有数の実力部隊を備えた大国といえども、武力によって真に国際的平和を樹立しえたケースは残念ながらもどこにもみあたらない。いったんことが起これば、やがて相互に軍事的暴走、報復合戦の拡大・泥沼化、それが内外にわたる莫大な人的・物的精神的な被害につながる。こうした歴史は、戦後に限っても世界のあちこちで繰り返されてきた。実力行使によって、真の国際的平和が約束され、安定した政治経済の体制や国際関係が確立されるなどと考えることこそおよそ非現実的である。

 

こうした非人道的な武力衝突を未然に防ぎ、平和主義に立脚した日本国憲法の精神を高く掲げ、内外の好戦的勢力の機先を制すべく世界に率先して訴える。この立場こそが、自国のみならず世界の平和と繁栄の基本に通じるもっとも確実かつ先進的な、日本こそがその先頭にたって果たすべき国際的貢献であろう。ここに全世界的な安全保障につながる根本をみる。「ヒロシマ」や「ナガサキ」の惨禍の再来を未然に防ぐためにも。そのための積極的な努力、これをなぜこれほど安倍政権は拒もうとするのか。このたびの愚策は、大方の民意に背いた文字通りの“フィアスコ”*。世界平和の精神をないがしろにし、憲法を逸脱した言語道断の暴挙。民衆の支持を失った傲慢きわまりない権力は、遅かれはやかれその舞台から消え去らざるをえない。これが厳粛な歴史的宿命であるから。2015・9・21(呼びかけ人 佐中)

 

  • FIASCO: 野心的な企てが滑稽な結果に終わるような不面目な失策のこと。ちなみに、オックスフォード英語辞典によれば、a complete failure, especially a ludicrous or humiliating one. とある。

 

 

2)

広島弁護士会主催で行われたデモは、翌日の新聞を見ると800名参加とありましたが、目的地の自民党広島県連のビル横、NHK広島放送局前で発表されたところでは、最終的に1100名とのことでした。

 

5時半頃、出発地の原爆ドーム前に行ってみると、すでに多くの人が集まっており、幟もあちらこちらに色々なものが立っていたので、河西先生を見つけるのにひと苦労でした。6時のスタート前に、主催者をはじめ、数名がスピーチを行いました。デモ初参加という19歳の男性たち、また母親として自分の子供を戦争に参加させるわけにはいかないからデモに参加を決めた、という若いお母さんのスピーチなどもありました。参加者を全部見たわけではもちろんありませんが、印象としては、女性の参加も多かったように思います。

 

コースは「原爆ドーム前~紙屋町交差点右折~鯉城通り南進~袋町交差点(旧日銀広島支店前)右折~元安川の手前2本目を左折南進~新大手町ビル(自民党県連があるビル)左折~NHK放送会館前~解散」と聞いていたので、てっきり道路の右側を歩くのかと思い込んでいましたが、まずは原爆ドーム前で道路を北側に横断し、道路の左側車線を歩いて、そごう広島店の前から紙屋町交差点に入り、二段階右折のような格好で鯉城通りに入ったため、信号で何度も列が分断され、まるで警察官がデモを先導しているかのような形になってしまいました。ある意味、警察の管理作戦にまんまとはまったわけで、見た目には非常に「整然」としたデモに写りました。怒り爆発というよりは、静かなる怒りの表現といった感じでしょうか(国会議事堂前の様子をテレビで見ていたから、それと比較して「静か」だと感じたのかもしれませんが)。

 

シュプレヒコールは、「戦争法案、絶対反対」というものが中心で、行進の間はほぼこれ一つでした。デモが何グループにも分断されていたので、大きな声を結集するという風にはなりにくかったのですが。出発地点と目的地では、シュプレヒコールにも色々なバリエーションがついていましたが、「戦争法案、違憲(いけん)じゃろう!」というような、広島弁を活かしたものは、広島らしくて良かった一方、「自民党、なんか感じ悪いよね〜」といった類いのものは、面白いけど、シュプレヒコールにはあまり馴染まない感じもしました。そういう印象を持ってしまうと、あまり声に力が入らないもので、デモのシュプレヒコールはやはり単純なものの繰り返しの方が勢いが出るように思いました。

 

今さらながら、自民党の建物がNHKのすぐ裏にあるというのは、何か象徴的な気もします。NHK前では、自民党への批判と共に、NHKの偏った報道姿勢に対する批判(と「しっかりしろ!」という声援)のシュプレヒコールもなされました。自民党のやり方はもちろん言語道断なわけですが、報道のもたらす害ということもしっかり見抜いていかねばならないということを、NHK前での散会時に強く感じた次第です。(呼びかけ人 辻)

 

 

◎賛同者のみなさまへ(9・15)

 

9月14日に広島市内でおこなわれた「ストップ!戦争法『1万人』の人文字」の参加報告記を掲載します。クリックしてご覧ください。(呼びかけ人 木原)

 

 

◎賛同者のみなさまへ(9・2) 

 

賛同者のひとりである鎌田英明さんが、8月30日の国会前デモに参加された報告をお寄せくださいました。以下、掲載させていただきます。

 

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8・30戦争法案に反対する国会正面前抗議集会に参加して

日本が再び戦争を始めようとする時代がきっと到来するだろう。いつかはわからないが、必ずやって来るだろう。その時代をどのように自分は迎えるのだろうか、その時に自分はどんな行動をとるのだろうか。少年の頃の僕はそんなことを思って過ごしていました。
あれから数十年の時間が経ちましたが、ついにその時代が本格的に始まったと感じています。アベノミクスを看板として始まった安倍政権は、三本の矢の政策によるGDPの増加も、トリクルダウン理論による勤労者所得の増収も見ることなく、集団的自衛権と自衛隊の国外の軍事行動を可能にする法案を国会に提出しました。戦争を放棄した日本国憲法に違反して、戦後70年間、曲がりなりにも戦争で一人も殺さずに、一人の戦死者も出さずに保ってきた体制を覆して戦争ができる日本を復活させようとしています。

ネットと新聞広告の情報から8月30日に国会前で安保法案(戦争法案)に反対する10万人集会が計画されていることを知りました。一人でこのような集会に参加するのには躊躇がありました。しかし、行かなければ後悔するに違いない、と思いました。後悔をするまい、という思いで当日の朝の新幹線に乗って広島駅から東京に向かいました。JR有楽町駅でおりて、学生時代の記憶を頼りに日比谷公園の横を抜けて桜田門を通り過ぎると、もう国会議事堂は目の前です。機動隊の車両が警戒する通りをぬけて、12時前に国会前に到着しました。すでに13時からの開会を待つ大勢の人々が集まっていました。久しぶりに見る国会議事堂は、時々、雨が降る曇り空を背景にして、エジプトのピラミッドのように大きくそびえ立つように見えました。何度か国会議事堂を近くから見上げたことはありましたが、このような見え方をしたのは初めてのことでした。僕の心象風景の反映だったのかもしれません。
そのうち続々と寄せてくる人で歩道は一杯になってきたので、まだスペースに余裕があった歩道脇の石垣の上にあがることにした。しかし、間もなくそこも人でいっぱいになりました。

集会が始まり、国会前の歩道に設けられた小さなステージで安保法案と安倍政権を批判するスピーチが行われましたが、この間にも人が押し寄せてきます。歩道は人だかりで身動きが取れないほどに混雑してきました。場所を求めて歩道から石垣にあがろうとしていた男性に向かって、後ろから「もうここに場所はないよ」という声がします。体をよじって後ろを見てみると、立錐の余地もないほどに人がぎっしりです。さらにフェンスに遮られた後ろの公園の中にも沢山の人がひしめき合っています。ついに歩道と車道を遮断しする規制線をはっていた警察官にむかって、人々が口々に「もう歩道は人で一杯だ、車道を解放してくれ」と訴え始めたときでした。「決壊したぞ」と大きな声がすると、みるみる国会正面に向かって人があふれ出てきました。歓声があがり、拍手がわきおこります。先ほどまで車が走っていた車道に、若者を中心とした大勢の人だかりが出現していました。歩道から「安倍はやめろ」のコールがわき起こり、車道に出た人たちが大きく手をふります。後ろに立っていた男性が、「さあ、行こう」と周りに声をかけて石垣をおりると、人混みをかき分けて車道に躍りでてゆきました。

車道からも歩道からも大きな歓声があがりました。規制に当たっていた警察官の制服は人波に埋もれて、いまは警帽が見えるだけです。色とりどりの旗が大きく振られる同時に、ひときわ大きな歓声が沸き起こりました。見る間もなく、まるで大きな川の流れが押し寄せるように、掲げられたプラカードと一緒に人の波が国会議事堂に向かってまっしぐらに進んでゆくではありませんか。機動隊の車両がゆっくりと滑り込んできて、人の波と国会議事堂の間にバリケードを作りました。あっという間に国会前の車道は人で埋め尽くされた大きな広場に変身していました。

広場はいろいろな世代の人で一杯です。白髪の男性から、ファッション誌から抜け出してきたと見まがう女の子まで、いろいろな年齢の人々でひしめいています。そのうちステージには綺麗な女性が立って、ハリのきいた元気な声で「戦争法案、今すぐ廃案」「安倍政権は、直ちに退陣」のコールを始めました。菱山南帆子さんという方だそうです。勇気を湧き起こす力強いまっすぐな声に、広場を埋め尽くした人々が大きなコールで呼応します。ドラムの音が響きます。

高揚感に包まれた広場に、「安倍やめろ」の文字をつるした黒白のバルーンが国会議事堂前にゆっくりと移動してきて、今は目の前に大きく翻っています。

 

政治家のスピーチが始まりました。民主党の岡田代表、 共産党の志位委員長、社民党の吉田党首、それから小沢一郎共同代表がスピーチを行うたびに、大きな拍手が沸きあがりました。時折、降りしきる雨のなかで、雨具を被った人達や、傘をさした人達が大きな歓声を上げています。SEALDsの奥田愛基さんが元気な声で安保法案反対のスピーチをした後に、「安倍はやめろ」のコールをすると、ふたたび呼応する大きなコールがわき起こりました。ラップ調のコールを初めて耳にしました。奥田さんの若々しい姿は、僕が日頃大学で生化学を教えている学生達と同じ世代です。奥田さんの紹介でステージに上がったのは坂本龍一でした。森村誠一のスピーチもありました。高校生の集団も登場し、レミゼラブルの「民衆の歌」を歌いました。「怒れる者の歌が聞こえるか?鼓動があのドラムとこだまするとき、新たに熱い生命がはじまる、明日がきたとき、そうさ明日が!」という歌詞だそうです。高校生5000人が渋谷で安保法案反対のデモを決行したというのは知っていましたが、彼らの姿をみて感慨もひとしおでした。この子達が未来を作るのだと思うと、先輩達の失敗を繰り返さずに、よりよい明日を作っていってくれよと、心の底から思わずにはいられませんでした。そして、戦争体験者の経験を直接に耳にしてきた僕らの世代こそが、彼らに対する責任を負わなければならないと改めて思いました。集会はドラム隊の打ち鳴らすドラムとコールの中に溢れんばかりの熱気のうちに終了しましたが、あまりの人の多さに集会が終わっても身動きが取れないほどでした。薄暗くなり、やっと人が少なくなって来たので国会前を後にしましたが、帰る道すがら、道路や生け垣のゴミを拾って歩くSEALDsの若い子の姿を目にしました。

広島に帰る新幹線の中で考えました。


「僕がこの集会に参加したことの意味は何だろうか?この集会が意味を持つとしたら、それはこの想いを持ち帰ることだろう。しかし、持ち帰って何をすればいいのだろうか?集会に参加した人達は、僕と同じく安保法案に強く反対する人々だ。大勢の人達との連帯を確認することができた。しかし連帯を確認するだけでは法案の可決は阻止できない。どうすれば阻止できるのだろうか?それは安保法案に弱く反対する人々を、強く反対する側に引き寄せることだろう。中立の人々を、法案に反対する陣営に引き寄せることだろう。「平和のための」法案という虚構をナイーブに信じて賛成している人に、法案の欺瞞性と不当性を理解してもらい、法案に中立の立場になってもらうことだろう。本質を隠蔽して安保法案の成立を画策する者に対しては、その策動を粉砕しなければならないだろう。」
「今回の国会前集会には主催者発表で12万人が結集したそうだ。しかし12万人では足らない。20万人、30万人、さらには100万人が国会を取り囲むような状況になれば、法理的に瑕疵だらけの今回の安保法案は廃案にするしかなくなる。では具体的には何ができるのだろうか?政治など全く素人の僕にそれが何かわかるすべもないが、残された時間で、一市民として、一学徒として、できる範囲でやれることをやろう。」

もう一つ、集会では「No Pasaran(ノーパサラン)」というSEALDsのコールを聞きました。彼ら若者がこの言葉を使っているのを知って、とても感慨深いものがありました。「No Pasaran」は、第二次世界大戦の前哨戦とも言われるスペイン市民戦争で、人民戦線側が使った「ファシストを通すな」という意味の合い言葉です。80年前にヨーロッパの西端イベリア半島で民主主義勢力の人々に使われた言葉を、時代を隔てて極東アジアの日本列島に住む現代の若者達が安保法案に反対して使っている。時代の右傾化に対抗して使っている。本当に永い闘いが続いているのだと思いました。「No Pasaran」がスペインで使われていた時代は、日本でも軍国化の流れに抵抗した人々が弾圧を受けた時期に重なります。この時期に弾圧を受けた人々が戦後民主主義の担い手となり、曲がりなりにも戦争をしなかった戦後日本の70年の基礎を築いたことを思い起こしました。僕らはその流れをくむ人間であることを、改めて強く思っています。

最後に、広島に帰りtwitterを開くと、俵万智さんの歌が目に飛び込んできました。
「この夏の、宿題として、黒白の、バルーンあがる、国会の前」
とても大きな、難しい宿題です。 (賛同者 鎌田)

 

 

◎賛同者のみなさまへ(9・1)

 

8月30日の国会10万人全国100万人行動の一環として、広島市内本通り会場の行動に市川先生と私が参加しました。そのご報告です。13:30ころより、先日、東京での「学者の会」集会でもらったノボリを立てました。ちょうど「洋服の青山」の店頭角地に立ってましたので、マスコミの取材・写真撮影エリアでした。夜19時からのNHKニュースでも広島の様子が流れましたが、私たちはちょうど後ろに立っていたという位置関係です。反対側では「日本会議」も数人が街頭宣伝をしていました。14時からは15分のスタンディングアピールです。その後、フライヤー配布のグループは目抜き通りに散開し、私たちは弁護士会のみなさんと平和公園まで歌をうたいながら、移動(うたごえデモ?)。公園内でも15時ころまで法案廃案を願いながら、心をひとつにする歌声を公園内に響かせました。観光客のみなさんも足をとめて聴き入ってくれました。私たちが参加した本通り会場には500名以上が集まりましたが、市内では数カ所で同じような集まりがありました。広島県内ではどれくらいのみなさんが心を一つにしたでしょうか。


 先にもお伝えしておりますが、9月13日には広島市内で1万人集会が開かれます。本日の巨大な反対運動の影響で、政局が大きく動くことでしょう。自民党の総裁選挙も流動的です。参議院での審議時間数は、現在、衆議院での約半分です。これからが正念場です。さらに賛同者を広めましょう。本日の行動中、「私も広大出身なんですよ」と声をかけてくれた方がおられました。まだまだ私たちの取り組みは知られていません。一人でも二人でもお声かけをお願いします。(呼びかけ人 河西)

 

 

◎賛同者のみなさまへ(8・28)

 

8月26日の「安全保障関連法案に反対、廃案を求める!100大学有志の共同行動」に参加してきました。以下、ご報告します。

 

東京は台風の影響が残り、小雨で8月とは思えぬ涼しさ。12時ころに会場近くのメトロ永田町駅で滋賀大学の青柳さんと遭遇。彼と会場のガーデンシティ永田町へと向かいましたが、すぐには見つからず、思案していたところ、「共同行動の方ですか?」と声をかけられる。見たからに「関係者」だったのでしょう。しばらくしてガーデンシティを発見。受付で広島大学と名乗ったのですが、座席表に「広島大学」の名前は見当たらず。事前に連絡も済ませていたのにおかしいなと思っていたら、前から二列目にどうぞとのこと。「?」 記者会見の会場はすでに多くの大学関係者で満杯状態。しばらくして代表の佐藤学さんが近づいてきて、名刺交換。いきなり「スピーチお願いします」とのこと。ひょっとしたらと思ってましたが、覚悟を決める。13時合同記者会見開始。佐藤さんから、国内で反対声明をあげた大学は108校(未確認が10校ほどあり〔海外ではUCバークレーで反対声明があがりました〕)にのぼり、今日は80大学、250人が集まっていることが発表されました。代表して10大学ほどがスピーチをおこない、私は広島大学の状況について報告するとともに、法案反対の意味について意見をのべました27日付毎日新聞東京版に記事が出ています)。終了後、佐藤清隆先生と合流し、参議院議員会館に向かい、廃案の要請活動を行いました。全参議院議員に対する要請は50班に分かれて行われましたが、私たちの班は広島・岡山両県選出の代議士5名を訪問しました。ほとんどは秘書対応でしたが、民主党の江田五月さんは在室中で打ち合わせを中断して、対応していただきました。その後、霞が関の弁護士会館に移動。各地弁護士会、日弁連はじめ法曹関係者のみなさんが拍手で出迎えてくれました。歴史的な瞬間といってもいいと思います。300人が集結した法曹・学者の共同記者会見については新聞報道もされてますので、省略しますが、マスコミの真摯な報道を求め、ともに法案反対の立場を明確にされんことを訴えた発言に大きな拍手がおこったことをお伝えしたいと思います。マスコミ関係者からも連帯の拍手が起こり、とても美しい時間が流れていました。このような学者・法曹・マスコミの共同行動こそが法案廃止に向けた大きな一歩であるとともに、拡大しつつある「反知性主義」に対する反撃になることは間違いないことでしょう。佐藤先生とはここで「流れ解散」。18時からは日比谷野外音楽堂にて「安保法案廃案へ!立憲主義を守り抜く大集会&パレード/法曹・学者・学生・市民総結集」に信州大学・佛教大学の知り合いと一緒に参加しました。前の方に座っていたのでよくわかりませんでしたが、小雨のなか4,000人が集まったということです。1時間ほどの集会でしたが、リレートークはいずれも素晴らしいものばかりで、とくに若者(SEALDs)の奥田くんのスピーチは感動的なもので、多くの参加者が勇気をもらいました。さすがの若者も疲れ気味でした。元若者たちの奮闘がいま求められています。

 

30日は国会で10万人、全国で100万人の抗議デモが予定されています。みなさん、最寄りの会場で反対の意思表示をしていただきたいと思います。9月13日には広島市内で1万人集会が予定されています。万障お繰り合わせのうえ、ご参加ねがいます。参議院での審議は大詰めを迎えています。もとより私たちは廃案をめざすものですが、現実的にその可能性がますます大きくなっているというのが最新状況だと思います。夏休み中ではありますが、学内でも具体的な行動を企画しましょう。諦観せず、油断せず、よりいっそう輪を広げて、安保法案を廃案に追い込みましょう。(呼びかけ人 河西)

 

 

◎賛同者のみなさまへ(8・18)

 

「安全保障関連法案に反対する学者の会」では、8月26日(水)12:30、ガーデンシティ永田町集合で「100大学有志共同行動」が呼びかけられています。13時からは「100大学有志合同記者会見」、14:30からは国会議員要請、16:00からは日弁連との合同記者会見に日比谷野外音楽堂集会とパレードが予定されています。参加者は http://anti-security-related-bill.jp/ に登録してほしいとのこと。「広島大学人有志の会」からは、いまのところ呼びかけ人のうち河西、佐藤の両氏が参加予定ですが、賛同者の方でご都合つくかた、ぜひ出席していただきと思います。他大学のみなさんとの交流はもとより、私たち呼びかけ人、賛同者同士の交流も深めたいと思います。よろしくお願いいたします。さらに、8月30日(日)14:00~は「国会10万人・全国100万人大行動」も計画されています。(呼びかけ人 河西、市川)

 

 

◎賛同者のみなさまへ(8・16)

 

1) 8月14日、キャンパスプラザ京都で開催されたSEALDs KANSAI宣伝行動前「学者と学生の会」集会に出かけあいさつしてまいりました。参加者は70数名で、教員が多かったようですが、会場が広かったためにやや”まばら感”がありました。わたしは今回の声明を出した経緯などを壇上で述べさせていただきました。わたしのほかには大阪市大、名古屋大学(登壇は高名な池内了・名大名誉教授)、愛知学院大学、そして滋賀大学の有志代表が続きました。散会後、参加していた学生さんは京都駅前での宣伝行動に合流しに行きました。SEALDs KANSAIがドネイションで借りてきた宣伝カーには民主党の蓮航、福山哲郎両参議院議員が乗り込んでいました(共産党からも井上参議院議員が来たようでした)。ラップ調の訴えなど、若々しい雰囲気の宣伝行動で、みなさん元気よくされていました。新聞報道では、最終的に参加者約1,000人となったようです。(呼びかけ人 市川)

 

2) 中国新聞から有志の会の呼びかけ人に、自分の研究と関わらせて大学人としての立場から発言してほしいという依頼があり、わたしが引き受けました。ご報告まで。http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=49639 (呼びかけ人 川口)

 

 

◎賛同人のみなさまへ(8・6)

 

「安保法案に反対する広島大学人有志の会」のその後の活動についてご報告します。

 

7月23日のHPアップ以降、マスコミ各社から取材の申し込みがありました。神奈川新聞からはメールにて声明の経緯について取材がありました。7月28日には記者会見を開き、中国新聞、朝日新聞、しんぶん赤旗の取材を受けました。各紙29日に記事が載っています。8月6日は原爆ドーム付近で有志四名が声明をプリントしたフライヤーを約300枚くばりました。「広島大学、がんばれ」との激励もいただきました。朝日新聞が取材してくれました。中国新聞も引き続き、「広島大学人有志の会」の動きに注目してくれています。今後の記事もご注目ください。夏休みに入りつつありますが、学内外でまだまだ賛同者をふやしたいと願っております。今後ともまわりのお友だち、お知り合いに輪を広げていただければと思います。

                                                                                                                  

猛暑が続いておりますが、これからが踏ん張り時です。頑張っていきましょう。 (呼びかけ人 河西)

 

『中国新聞』(2015・7・24日朝刊、30面)

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=47858

 

記者会見についての報道

中国新聞

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=48120

 

朝日新聞

http://digital.asahi.com/articles/ASH7X4TCWH7XPITB011.html

 

広島瀬戸内新聞ニュース

http://hiroseto.exblog.jp/23480614/

 

本声明に関連する催しです。 教職員、学生、市民大歓迎! (終了しました)

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日本科学者会議広島支部緊急例会
日時:2015年8月3日 15:15-17:15 
場所:広島大学東広島キャンパス 学士会館会議室1
講師:本秀紀(もと・ひでのり)・名古屋大学教授(憲法学)
テーマ:歌う憲法学者・本秀紀先生の講演とギター弾き語りの集い:「安保関連法案」の内容と問題点-戦後70年の夏に,この国のかたちを考える-

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